効果的な勉強についてAIに聞いてみたが、自分の考えもだらだらと加えて理解を深めたい。
1. アクティブリコール(Active Recall)- 「思い出す」努力が記憶を創る
これは最も重要な学習法です。
- 科学的根拠: テキストをただ読み返す「受動的な学習」に比べ、記憶から情報を「能動的に引き出す(思い出す)」作業は、脳の神経回路(シナプス)を劇的に強化し、長期記憶に定着させることが分かっています。
- やってはいけない勉強法:
- テキストやノートを何度もただ眺める。
- マーカーを引いた箇所をぼんやりと見返す。
- 公認会計士試験での具体的な実践方法:
- 問題演習: これこそが最強のアクティブリコールです。テキストを読んだら、すぐに対応する問題集や過去問を解きます。この時、答えを見ずに自力で解答を絞り出すプロセスが脳を鍛えます。
- テキストの要約: 1単元を読み終えたら、テキストを閉じて「この単元は何について書かれていたか」「重要なポイントは何か」を自分の言葉で説明してみる、あるいはノートに書き出してみます。
- 他者への説明(ファイマン・テクニック): 複雑な論点(例:連結会計、デリバティブ)を、「その分野を全く知らない友人や家族に教える」と仮定して説明してみます。うまく説明できない部分こそ、自分が理解できていない弱点です。
- 自分の考え
- アクティブリコールをどう取り入れるか。頭の中で単元の地図を描くイメージで。
2. 間隔反復(Spaced Repetition)- 忘却曲線に逆らう最強の武器
- 科学的根拠: ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが提唱した「忘却曲線」によれば、人の記憶は1日後には約74%も失われます。しかし、忘れかける最適なタイミングで復習することで、記憶の定着率は飛躍的に高まり、忘れにくくなります。
- やってはいけない勉強法:
- 一度やったきりで復習しない。
- ある科目を1ヶ月集中してやり、その後半年間全く触れない。
- 公認会計士試験での具体的な実践方法:
- 復習の黄金サイクルを組む:
- 1回目: 学習したその日の夜(10分程度でOK)
- 2回目: 学習した日から1週間後
- 3回目: 学習した日から2週間後
- 4回目: 学習した日から1ヶ月後
- このサイクルで復習することで、脳は「この情報は重要だ」と判断し、長期記憶として保存します。毎日新しいことを学ぶだけでなく、「過去に学んだことの復習日」を計画に組み込むことが極めて重要です。
- 自分の考え
- 忘却曲線のための学習管理はどのように行えば良いのか。紙で管理するorデジタルで管理するorAIに教えてもらう。ズレたときはどう修正するか。一つずれるとドミノのように他の全てもずれてしまう。焦らず一つ一つの計画をこなすことが大切。作業感が増して、飽きる恐れがある。そのためこれとは別にランダムに問題を解く時間を1日にもお受けても面白いのではないか。
3. インターリービング(Interleaving)- 複数の科目を混ぜて学ぶ
- 科学的根拠: 一つの科目を長時間集中してやる「ブロック学習」よりも、複数の科目を交互に学習する「インターリービング」の方が、応用力や識別能力が高まることが分かっています。脳が異なる種類の問題に対応しようとすることで、より深く思考するためです。
- やってはいけない勉強法:
- 「今月は簿記だけ」「来月は企業法だけ」という極端な計画。
- 公認会計士試験での具体的な実践方法:
- 1日のうちに複数の科目に触れる:
- 午前:財務会計論(計算)
- 午後:企業法(理論)
- 夜:管理会計論(計算+理論)
- 問題演習で混ぜる: 財務会計の問題を5問解いたら、次は監査論の問題を3問解く、というように、短時間で科目を切り替える練習をします。これは本番の試験で求められる「頭の切り替え能力」を養う最高のトレーニングにもなります。
- 1日のうちに複数の科目に触れる:
- 自分の考え
- 短時間で科目を切り替えることが大切だ。切り替えるたびに時間のロスが発生しうる。そのため、計画的に切り替えないと勉強時間を増やすことができない。ある程度細かい計画を立て、また、それを管理できる技量が求められるのではないか。AIなどを使ってその負担を軽減できれば理想か。
4. 精緻化(Elaboration)- 「なぜ?」を問い、知識を繋げる
- 科学的根拠: 新しい知識を、既に持っている知識と関連付けたり、「なぜそうなるのか?」という理由を深く考えたりすることで、記憶のネットワークがより強固になります。単なる情報が、意味のある「知識」に変わる瞬間です。
- やってはいけない勉強法:
- 理由を考えず、会計処理や条文をひたすら丸暗記する。
- 公認会計士試験での具体的な実践方法:
- 常に「なぜ?」と自問する: 「なぜこの会計基準が必要なのか?」「この条文がなかったら、どんな問題が起きるだろう?」と考えてみます。
- 科目間の関連を意識する: 「企業法で学んだ取締役会の決議が、監査論における監査手続きにどう影響するか」「租税法での繰越欠損金の扱いが、財務会計論の税効果会計にどう繋がるか」などを考えながら学習します。
- 自分の考え
- なぜと考えることは大切。しかし、回転するにあたってその時間を作るのは簡単ではない。どこまで考えることが最適なのかは重要だ。そもそも回転を始める前に大方のなぜはし終えている必要があるな。
5. メタ認知(Metacognition)- 自分を客観的にモニタリングする
- 科学的根拠: 自分の学習状況や理解度を客観的に把握し、「今のやり方で大丈夫か?」「どこが分かっていないのか?」を分析する能力(メタ認知)が高い人ほど、学習効率が高いことが知られています。
- やってはいけない勉強法:
- がむしゃらに勉強時間を増やすだけで、自分の弱点を分析しない。
- 分かった「つもり」になって先に進んでしまう。
- 公認会計士試験での具体的な実践方法:
- 問題演習でのマーキング:
- ◎:自信を持って正解
- 〇:正解だが、知識が曖昧
- △:偶然正解した・全く分からない
- ×:不正解 この印を付ける行為自体がメタ認知であり、「復習すべきはどこか」を可視化してくれます。
- 定期的な自己分析: 週に一度、「この1週間で何が出来るようになったか」「今の課題は何か」「来週の計画はどう修正すべきか」を考える時間を設けます。
- 問題演習でのマーキング:
- 自分の考え
- 勉強時間を重要視するあまり、その勉強するにあたっての指標となる学習計画を立てないことは、試験合格にあたって良いとは言えない。計画こそが重要だ。その上負担が大きい。AIなど活用して、勉強に集中できるように、計画の負担を下げることが大切なのではないか。